朝山です。今年(2012)の4月にオープンしたお客様のECサイトをご紹介します。
faddish(ファディッシュ)http://www.faddish.jp/
2009年にオープンしたナチュラルガーリーをテーマにしたファッションサイト。20代後半から30代にかけての女性にコアなファンが多いサイトです。デザインはそのままにEC-CUBEベースにリニューアルしました。モデルの女の子がキュートですね。まるでファッション雑誌を見ているようなサイトです。
gigi(ジジ)http://www.gi-gi.jp/
faddishのジュエリー部門からスピンアウトしたサイトです。小さな展示会を回って知り合った才能あふれるジュエリーデザイナーの作品が数多くラインナップされています。すごく個性的なデザインで、男のわたくし朝山が見ていても面白いです。こういう遊び心あるデザインのアクセサリーは、どっちかというと自分で買うよりプレゼントされるとよりうれしいものかもしれません。
このモンキーとか、フラミンゴとか、楽しい雰囲気が好きな彼女には喜んでもらえるかもですね。
無難なのは花モチーフとかだと思うのですが、こちらもほかではなかなかない雰囲気ですよね。
ankle(アンクル)http://www.ankle.jp/
バイヤーみずからハンガリー、チェコ、ドイツの蚤の市で掘り出してきたヴィンテージ雑貨を販売しています。ほかのサイトでは絶対に購入できないようなラインナップです。東欧、行ってみたいです。。なかなか行けない方も、ankleで東欧の空気を味わってみてはいかがでしょうか。
この3つのサイトはいずれもベースはEC-CUBE2.11です。EC-CUBEをよくご存知の方から見ると、EC-CUBEではないサイトに見えると思います。ですが、カートまで進んでいただければ、EC-CUBEであることが分かると思います。
この3つのサイトはカートを共有していまして、一緒に注文することができるようになっています。それでカート部分はEC-CUBEになっています。そのため、3つのサイトとも注文は共通で管理できます。また、複数サイトの商品を同時に決済することも可能です。商品管理もEC-CUBEを利用していますが、フロント側の商品一覧や商品詳細は、EC-CUBEに商品検索APIを追加して、APIで戻ってきた商品を各サイトで自由な形式で表示しています。そのため、商品一覧などはまったくEC-CUBEと異なった方式になっています。
EC-CUBEで複数店舗を運営しているものの、管理画面は1つにまとめたいというケースで、この方法は使えそうなテクニックです。
また、この3つのサイトの特色は、商品ページでの画像数の多さだと思います。これにつきましては、flickrの有料サービスを利用しています。flickrですと、純正のアップロードツールで商品コードをタグにつけてぼんぼんアップロードして、商品ページの表示のときにはAPIで画像の一覧を取ってきて、flickrの画像を表示しす。flickrのapiはたまに遅いので、一度表示した商品についてはキャッシュにファイルリストを取っておくようにもしてあります。
Flickrの利用で狙ったメリットは3つです。1つは、EC-CUBEの画面で商品を登録するより簡単に写真が登録できるようになるということです。Flickr純正のFlickr Uploadrというツールが優れものでして、複数商品の複数画像を一気にアップロードしてタグ設定できて、すこぶる快適です。
2つ目はサーバ負荷が減るということです。CDN的な効果までは狙えないということらしいですが、USAサーバと思われるのに、レスポンス悪くなく画像が返ってきます。少なくともサーバ負荷軽減には大いに貢献していると思います。
3点目はFlickrの画像は画像検索に乗りやすいというウワサがあったのですが、これについては真偽のほどはよく分かりません。今のところ、良くもなく悪くもない、という印象です。
EC-CUBEで画像数を増やしたい方は、検討の余地のある手法だと思います。