こんにちは。前本です。
Microsoft KINECT for Windows の新しいSDKがつい昨日リリースされ、早速インストールを行いましたのでファーストレビューをしたいと思います。
まずSDKのダウンロードは下記より可能です。
http://www.microsoft.com/en-us/kinectforwindows/develop/developer-downloads.aspx
今回のSDKで大きく変わった点がパッケージが下記二つに分かれたことです。
ますはドライバやライブラリの含まれたSDK本体。
そしてサンプルや開発ツールの含まれたToolkit。
本格的利用に備えて、ランタイムと開発者ツールに分かれた形となっています。
中身に目を向けてみます。
開発者として注目すべきはTookkitに含まれるKinect Studioだと思います。
Kinect Studioは開発中のアプリケーションにアタッチして、KINECTのデータをリアルタイムに表示/記録/リプレイが可能となるものです。
今まではこのようなツールが用意されておらず、開発にあたってはデバッグ用に工夫が必要でした。
現に私もちょうどこのKinect Studioのようなツールの必要性を感じて途中まで作成してていたところでした。(嬉しいけど悲しいw!)
Kinect Studioの登場で、KINECT対応アプリケーションの開発の難易度はぐっと下がることでしょう。
また、SDK1.5のもう一つの大きな追加ポイントは Face Tracking SDK の追加です。
このSDKの機能を利用することで顔を構成するパース(目・鼻・口など)の位置をリアルタイムに追跡することができます。
こちら、C#のサンプルを斜め読みしたところ、COMコンポーネントで用意されている機能を呼び出しているようですので、様々な言語から利用可能なのではと思います。
その他、関節の向きを取得できるようになったり、着座しデスクに向かっている状態、つまり上半身のみの認識モードなども追加されてより利用の幅が広がる機能拡張がされています。
以上、SDK1.5の斜め読みファーストインプレッションでした。
なお、最近はよくキネクトをからめたソリューションのご相談を頂きます。
御見積りをお出ししているものもあれば、実際に開発に入っている案件もあります。
先日東京ビッグサイトで行われたEXPOでもキネクトを利用した製品が数多く出展されており、
体の動きという新しい入力形態が今大きく注目を集めているようですね!