【シスフレ日記Vol.119】有給休暇積立制度を導入しました

今回は、弊社の有給休暇積立制度についてお伝えします!

弊社は20237月から、新たな福利厚生制度として「年次有給休暇積立制度」を導入しました。

 

年次有給休暇積立制度とは?

通常、年次有給休暇は2年間取得しなければ消滅してしまいます。しかし、この新制度では、やむを得ず取得できなかった年次有給休暇を積み立てておくことが可能になります。積み立てられる有給休暇の総日数は、毎年付与される年次有給休暇の3倍までとし、一定の条件のもとで使用することができます。

 

どのような時に利用できるのか?

積立有給休暇は、以下のような場合に利用可能です。

・私傷病による休業(休業日が10日以上に及ぶ場合)

・産前産後の休業

・育児・介護休業

長期の入院や療養が必要な場合にも、積立有給休暇を活用することで、安心して治療に専念することができます。

 

社員の声から生まれた制度

日本ではまだ導入企業が少ないこの制度。実は外国人社員の声がきっかけで誕生しました。海外では「Sick Leave(病気休暇)」が一般的で、通常の有給休暇とは別枠で設けられているケースが多くあります。海外と同じSick Leaveの導入は難しいものの、社員が安心して働ける環境を作るため、積立有給休暇制度を導入することになりました。

 

 

有給休暇を取りやすい仕組みを

ただし、「有給休暇を貯めるほうが得になる」仕組みにはなっていません。「積立有給休暇制度」は、あくまで有給休暇を消化しきれず消滅させてしまっていた人への救済策です。また、そもそも有給休暇を取りやすくするために「有給休暇取得推奨日」を設けるなど、誰もが気兼ねなく休める環境作りにも力をいれています。例えば、昨年のゴールデンウィーク前後に3日間の有給休暇取得推奨日がありましたが、その全て、または一部、有休を取得した社員は6割を超えました。

 

弊社では社員の意見を積極的に取り入れ、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。今後も、社員一人ひとりが安心して働ける職場環境を整えるために、より良い制度の導入を検討していきます。

※ 弊社の「年次有給休暇積立制度」の導入にあたっては以下の厚生労働省の資料を参考に作成しました。

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001127218.pdf

 

広島県では人材の育成・確保・活用により企業価値を向上できるよう、県内企業の「人的資本経営」の取組を支援する独自の取組を「人的資本経営ひろしま。」と名付け、「人的資本経営の促進」に力を入れています。「人的資本経営ひろしま。」情報発信ポータルサイト内で、こうした就業規則の改訂をはじめ働き方改革の事例として弊社が紹介されました。YouTube動画をぜひご覧ください!

https://youtu.be/Z2wMejVXAmU