コロナ禍が始まって2年間、まったく採用できていません。コロナでリモートになって、その直前に入社してくださった方がほとんど会うこともなく退職されてしまったということもあり、リモート状態での採用には二の足を踏んでいました。
とは言いましても、コロナ禍でリモートでも採用も教育も頑張っている会社もあります。当社も改善の余地ありなのですが、ひとまず制限も緩和されつつあって、当社もリモートからオフィスに少しずつ戻ってきていますので、これから2年分を取り返すべく採用を頑張ろうと思っています。
未経験者の方にリモートで仕事を覚えてもらうのが難しかったのは、当社がOJTがほとんどだったからだと思います。リモートになって、OJTで教えられる側は難しくなったのですが、教える側は割り込みが少なくて楽になったと聞きました。当社では、これまでOJTで割りと早く成長される方が多くて効率的だと思っていたのですが、その一方で教える側の負担も大きかったのだということにも気が付きました。それで、今後は近年リモート実施も充実している外部のセミナーも利用し、また社内に戻っても再現可能なカリキュラムを設けて効率的に育てるという方向にシフトしようと思います。社内には教育に強い関心を持つメンバーもいるので、良いカリキュラムができると思います。
気付くのが遅いと指摘されそうな気もしますが、採用とセットで教育も改善したいと思います。
当社ではその昔に、講習用の課題を作ったことがありました。ホームページにも「パック男プロジェクト」というタイトルでその講習を受けた新人の顛末を掲載していました。課題は「パック男」というゲームを作るという内容で、当時入社予定の大学生はVisual Basicでちゃんと遊べる「パック男」を作ってしまいました。その開発の進捗をソースコード付きで掲載していて、その当時は人気コンテンツでした。ちなみにその大学生は大人になって現在も当社で働いてくれています。
web.archive.orgに記事が残っていました。久しぶりに読んだら面白かったのでよろしければご覧ください。
パック男プロジェクト(web.archive.org)
今思えば、講習といいつつ答えを準備しているわけではなく、困っていたらその都度アドバイスしているだけで、全く再現性があるものではなかったです。でも、教えるこちら側も楽しんでいて今でもこんな講習あったら素敵ですね。20年前は今よりもう少しのどかだったので実現できたのかもしれません。