【社長日記】2020年度決算

毎年、6月末の決算が終わると、部門別の売上の集計をして載せてブログで説明していたのですが、今年は気が付くともう10月になっていました。少し遅れましたが、第24期(2021年6月末)の決算状況をお知らせしたいと思います。


売上高は去年とほぼ同じ0.3%増で2億8800万円でした。経常利益は減益で890万円でした。コロナ禍ではありましたが、なんとか社員に決算賞与を出せて、黒字で終わることができてホッとしています。お取引先の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。


参考)2019年度決算


まず部門別の集計です。

部門別売上


昨年と比較すると、ECの比率が47%から54%に増え、医療の比率が19%から12%に下がり、XRはそのままでした。やはりコロナ禍に大きく影響を受けました。特に医療機器である鑑AKIRA®の販売が影響を受けましたが、前期は学会等での展示が全くできませんでした。もちろんオンライン展示などには力をいれましたが、製品の性質上、実物を見ることができないことの影響は大きいです。また、病院にデモのために訪問することがほぼ不可能でした。その一方で、社会全体で対面販売が難しくなった分、ECサイトでの重要性が増し、ECサイト整備の需要が非常に大きくなりました。XRも需要は大きいのですが、リアルなイベントに関わるソフトウェアは減って、前年並みという状況でした。結果としては1勝1敗といったところです。


次は地域別です。


前年に比べると広島の受注が12%から16%に増えています。この点は強く意識しているところでして、当社は地域未来牽引企業に選定されましたので、なるべく地元である広島での活動を増やしていきたいと考えております。


最後に取引先区分別ですが、これはまったく昨年と変わりませんでした。
 




さて、2021年度はどのようになるのでしょうか。現在のところ、XR部門が好調な状況です。ECも案件は多く好調な状況です。医療はようやくデモの依頼などが少しだけ入ってくるようになりました。こちらもこのままコロナ禍が過ぎ去ってもらえるとありがたいです。ですが、数字的な回復は来年度にかけてということになるのではないかと思います。


当社の医療系の製品(鑑AKIRA®)はリハビリやロコモ防止、フレイル防止といったテーマに関連した製品です。このコロナ禍で運動機能が低下してしまった方が高年齢者だけでなく全世代的に見られています。今後、必ずクローズアップされる分野だと思います。当社のミッションは優れた技術を紹介して、社会のさまざまな問題を解決していくお手伝いをすることだと考えております。私たちがやるべき仕事、やらなければならない仕事はまだまだたくさんありそうです。

p.s.
本日付けの官報公告に決算公告も出ました。官報にはBSだけなのですが、少しだけですが体力がついてきていると思います。