システムフレンドはこんなことをしています

こんにちは。朝山です。早いもので、10分前に10月になってしまいました。多くの企業ではこれから下期の始まりですね。システムフレンドもどちらかというと上期はのんびりしていて下期が忙しい傾向があります。

今日はシステムフレンドのことを紹介しようと思います。「システムフレンドって何やってるの?」と質問されたとき、いろいろやっているので、なかなか一言で答えられません。そこで今日はどんな仕事をやっているのかを前期のセグメント別売上比率で紹介したいと思います。


最初はサービスのジャンル別売上比率です。

 

ジャンル別売上比

当社のチームは4つありまして、それぞれのジャンルを担当しています。業務システムのチーム、エンタメ系のチーム、医療系のチーム、地域ビジネスのチームとなっています。エンタメ系、医療系、地域ビジネスのチームはここ5年くらいの間にできたチームなのですが、合計すると売上の半分を占めるばかりに成長しています。

 

以下、それぞれの仕事を簡単に紹介したいと思います。

(1)業務システム開発

いわゆる会社でつかっているシステム全般を開発しているのですが、それは非常に幅野広い分野になります。かつては、システムフレンドでは相談をいただけばジャンルは選ばず開発していたのですが、ここ数年はいくつかの軸に絞ってお仕事を引き受けるようにしています。

その軸がBtoB、BtoCといった企業の対外サービスサイトです。その他のシステムは対外サービスではないので企業内システムとしています。

BtoBとはBusiness-to-businessの略で、おもに企業が企業から受注するためのWEBサイトの構築になります。

BtoCはBusiness-to-consumerの略で、これは企業が消費者に販売するWEBサイト、ECサイトやネットショップと呼ばれるサイトの構築がメインになります。

BtoB,BtoCでは物販サイトであればEC-CUBEを使っています。その他のサービスの場合はDrupalというオープンソースのCMSを使うか、スクラッチで開発しています。

企業内システムは、BtoBとBtoCを中心に仕事をする以前からのお取引で引き受けているお仕事などがほとんどなのですが、オープンソースのグループウェアであるaipoを利用した開発もこのジャンルに入れています。

なお、この3つのカテゴリはそれぞれ開発だけでなく保守やサポートも行っており、それはそれぞれの売上の2割近くを占めています。

(2)エンターテイメント

この分野は本当にエンターテイメント的な仕事が多かった年もあるのですが、現状はエンターテイメントという言葉でまとめれないです。楽しくて新しくて未来っぽいという意味では広義のエンタテイメントと言えなくはないと思います。AR,MRを中心に未来を実現するプロトタイプなどを作っています。

(3)医療

エンターテイメントで培われたセンサーや3Dを扱う技術を医療に応用しています。MMV鑑(あきら)というKinectを使った関節可動域測定装置を医療機器として登録しています。その鑑(あきら)からスピンアウトしたいくつかのプロダクトもあります。

(4)地域ビジネス

まいぷれ広島の運営やデジタルサイネージの運営をしています。このカテゴリではシステムの開発は行っていません。

 

30人程度の会社で4つも分野がありますので「選択と集中」とは程遠い状況に見えるのですが、それでも10年前と比べると得意とする分野が確立され、得意な分野で勝負できるようになってきています。


次は商流についてです。

 

商流別売上比

一次請け、つまり直接エンドユーザーからお引き受けしている仕事が7割です。この比率は集計していて僕自身、ちょっとびっくりしました。この数字は設立当初はもちろん0で、その後も良くて2割程度だったと思います。

これは営業専業のメンバーを置かず、WEBからのインバウンドに頼っていることの結果だと思います。受託開発の仕事は直ユーザーにアウトバウンドでアプローチしても取れないと思います。一方、インバウンドは開発業者のケースもエンドユーザー直接のケースもありますが、開発する当社とエンドーユーザーが直接お話をしたほうが、間にほかの会社がはいって伝言ゲームとマージンが発生するより、スピーディーに話が決まりやすいのではないかと思っています。

一方、二次請け、つまり下請け的な仕事が3割です。下請けといいましても、要件定義から入って保守までお手伝いしていますので、単なる下請けという認識はあまりないです。


最後は地域です。これはお客様の所在地での集計になります。

地域別売上比

 

当社は広島の会社なので、広島のお客様の仕事が多いです。広島4割、東京6割という状況です。この数字についての評価ですが、結構、広島で頑張ってると言ってよいのではないでしょうか。
広島から東京に支社を出すと、東京側の仕事が増え、東京側にどんどん人員がシフトして、やがて東京の会社っぽくなってしまう会社というのをよく見ます。当社も東京に支社を出して10年になりまして、売上は5,6年前から東京側のほうが多くなっているのですが、その後はこれくらいの割合で均衡しています。
当初は東京で仕事をもらってオフショア的に広島で仕事をするという目論見だったのですが、現在は東京で得た情報をもとに広島でビジネスをするという新たなパターンが生まれて来ていまして、このような比率になっているのではないかと思います。


解説については、極々ざっくりとしたものではありますが、こういったグラフを見ると、システムフレンドというのがどういう会社なのかイメージしていただけるのではないかと思います。